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【カメラマンYashikiのブログ】 「撮影後のあと処理(補正)のお話」

  • 執筆者の写真: スタジオムーン
    スタジオムーン
  • 12 分前
  • 読了時間: 8分

カメラマンの「Yashiki」です。


Yashikiが、撮影のこと、お店のこと、お客様のこと、会社のこと、マーケットのことetc 綴ってみたいと思います。



カメラマンの「Yashiki」は、スタジオムーンを運営する会社、株式会社ラプラスのオーナー兼代表取締役でもあります。


この時代ですが、文章はあえてAIに頼らず、自分の素直な気持ちを、自分の言葉で伝えていこうと思います。



お付き合い、よろしくお願いいたします。


アメージングナイトシンクロ撮影。撮影も大変ですが、あと処理も大変です(笑)
アメージングナイトシンクロ撮影。撮影も大変ですが、あと処理も大変です(笑)

今回は、皆さんがあまり馴染みの少ない「あと処理(補正)」の話です。



フィルムカメラ時代の習慣もあり「現像」と表現する場合があるようですが


分かりやすく「補正」で統一していこうと思います。



この補正作業が、結果的に作品の出来栄えに大きく左右します。



この補正作業、AIが進歩した今でも、私の場合は1枚に6分程度必要です。


AIが進歩したからこそ、以前は出来なかった補正が出来るようになり


逆に時間が必要になったこともあります(;^_^A



この補正を、結果的に時間を掛けてでも、キチンとしているかどうか?


これが作品の質に関わります。


例えば、スタジオムーンの場合、プランに含まれる基本の納品枚数は50枚にしています。


正直、300枚程度撮影する中での厳選50枚です。



50枚にしている理由は、別途、綴りますが、


天候に左右される撮影の中で、例えば100枚などの多くの枚数の基本納品は、


枚数を撮ることに惑わされ、天候によっては同じような写真ばかり 


なんて話をよく耳にします。


そんなの、私がお客さんなら絶対に嫌ですよね

沖縄県 おんなそん リザンシーパークホテルのビーチでのフォトウエディング。ダイナミックなリフトが素晴らしい
日中シンクロ撮影にあと処理を施すと、より美しい作品になります

まずはお客様が、満足いただける写真作品をキチンと納品をするために


一旦は50枚にしています。


撮影後の写真を見ていただき、結果、100枚程度に増やしていたでけるお客様が多くて


これはカメラマン冥利に尽きます。



嬉しいですが、その後の補正処理は実は大変です。


1枚あたり約6分、100枚なら600分


600分とは10時間になります。



そうなんです。


撮影後の補正処理は、撮影時間よりもずっと長く必要なのです。



正直に申します。


枚数が多くて、相場観よりもずっと安いプランやスタジオや会社は


この補正処理をしていない、やっていても最低限の処理にしている


ケースが多いです。



なぜならば、どうしても時間が掛かるからです。

沖縄県 恩納村 ナビービーチでのフォトウエディングの撮影の様子。ベールに包まれた写真がドラマティックです
実は色々とあと処理を施して、この一枚は出来ています

ではどうして時間が掛かるのでしょうか?



10年間 人には話していませんでしたが、今回、少しだけ紹介します。



まずは下の2枚の写真をご覧ください。


上がオリジナル


下が補正後です。



※お客様の都合、人物は消し込んでいます。ご了承ください。


オリジナル写真も人物は「日中シンクロ」で撮影し、色合いや明るさはカメラ側で調整しています。



この撮影の当日は、曇天で強風でした。


ですが、お二人はポジティブな方で、大変、美しく笑顔あふれる写真で、良い作品になりましたが、今回は補正の話なので…



補正後との違い


1:明るさ


2:色合い


3:消し込み


4:人物の肌の補正(今回は人物なし)



Yashikiは、写真はj-pegではく、RAWで撮影します。


RAWファイルとは、AI解説では「デジタルカメラのセンサーが捉えた、圧縮されていない「生」の画像データのことです。これは「未加工」の状態を意味します。」



RAWは後処理が細かく出来るのですが、非常に重い写真データになり


カメラの種類にもよりますが、Yashikiが使用するカメラですと


J-pegデータなら10MB程度ですが、RAWですと50MB程度になります。


当然、その処理をするパソコンも高性能なものが必要になります。

沖縄県 恩納村 フォトウエディングで補正前の写真 
オリジナル写真 カメラは明るく設定しています(人物は都合により消しています)
沖縄県 おんなそん 万座毛をバックに補正後の写真 フォトウエディングの人物は消し込んでいます
補正後の写真(人物は都合により消し込んでいます)。あるなしクイズのようですね(笑)

Yashikiの撮影後の処置(補正)の方法は以下の通りです。



1:まずは写真を厳選します



撮影時は環境次第ですが、概ね350枚~400枚程度撮影をします。


その中から、お客様がご購入いただいた100枚程度を選びます。


この作業が意外と時間が掛かります。


①:良い表情やポージングの写真など人物で選ぶ(背景の映り込みはは後ほど補正で対応します)


②:同じようなポージングや背景の写真は選ばない


  POINT:枚数が妙に多いスタジオは連写かと思うくらい同じ写真が多いです


③:ストーリー上、メインカットに前後必要な写真は選択する


④:明るい表情、カッコいい&美しい写真、人物中心&背景中心、家族含むなど、バリエーションを考えて選定する



写真選びに100枚なら約100分1枚あたり1分掛かります(1枚に付き1分):A

沖縄県 恩納村 ムーンビーチでのフォトウエディングの様子。お子様連れでも安心です
笑顔の写真は、より幸せそうです

2:つぎに明るさや色合いを調整します


これは各々の写真にバラツキが出ないように、またお客様のお好みを考慮して対応します。


特に天気がコロコロ変わる沖縄では、これが意外に難しいです。


この作業に100枚なら100分は掛かります(1枚につき1分):B



3:次に人物やお顔、ドレス、空や海などの背景の色合いや明るさの調整を、写真のタイプに応じて、一枚一枚確認しながら実施します。


この作業に100枚なら100分は掛かります(1枚につき1分):C



4:次にトリミング作業です。


ストーリーに応じて、不要な部分をそぎ落としていきます。


魚を捌いて、刺身を作るように、良いところだけを使用します。


この作業に100枚なら100分は掛かります(1枚につき30秒):D




ここまでの作業(A+B+C+D)で、1枚につき平均3分30秒です。



ここまでの2~4の作業は、AdobeのLightroomというソフトで、俗に左手ツール(下の写真の左下)というプロ向けの機材を使って実施していきます。

沖縄県 恩納村 スタジオムーンの室内の様子。この機材でフォトウエディングの写真が作られます
左下の機器が俗にいう「左手ツール」です。感覚で調整が出来ます。

5:ここからが、細かい作業です。


背景の消込と、人物のお肌の調整と、背景のお天気の調整(青空補正です)



この作業は、完全に一枚一枚、写真に応じて実施します。


手間が掛からない写真もあれば、1枚当たり30分近くかかる写真もあります。


AIが発達したからこそ、この作業はやりがいがあります。


特に広角系のレンズで撮影した、沖縄らしい景色が広がる写真の時は、メッチャ大変な時もあります。



何もしない写真はありません


必ず、何かをします



※余談ですが、4年程度前に「軽石」が大量に沖縄に流れついた時は、補正が大変すぎて涙が出ました(笑)



これは平均1枚につき2分30秒かかります:E



結果、1~5(A+B+C+D+E)の作業で「1枚につき6分」 100枚なら600分:10時間かかる理由です。



※ちなみにモニターはBenQのプロ向け27インチ(SW271C)を使用しています(写真)


ネット通販でも20万円程度する、結構高額なモニターです(笑)

沖縄県 恩納村 フォトウエディング スタジオムーンの様子。大型モニターで作業がはかどります
実際の色合いとの差異が少ないモニターを使用

〇そんなに時間を掛けずに、適当に補正したら?と言う人がいます。


→Yashiki自身がお客さんなら、適当な写真を納品されたら、やっぱり嫌なので、自分が嫌なことはお客さんにはしない、というのが大前提です。


綺麗に撮影をして、綺麗に現像をすると、より美しい写真になります。


これが他のフォトウエディングのカメラマンとの違い、お客様自身で撮影した写真との違い


スタジオムーンを選んで良かったといわれる、一番の理由だと思います。



〇もっと時間が掛からない補正の方法を採用したら?と言う人もいます



→あるならやっています(笑)


私はB型の性格上、業務に効率を追求します。


非効率なことは嫌いです。


ですが、良い作品を納品するためには、必要な作業で


自動でポンッと出来る作業ではないのです。


一部の作業の機能として、自動化も採用しています。


ですが、100枚を同じ設定で、自動でポンッと出来るは、全体の明るさや色合いの調整程度です。

沖縄県 恩納村 ムーンビーチ敷地内 チャペルでの撮影の様子。チャペルバックで幸せそうな2人
影+日中シンクロの撮影に、処理を施すと、より美しくなります

相場より破格のスタジオさんで、補正しています、ということろは、自動でポンッだけで済ませているのだと思います。


自動でポンッだけでもやっていれば、良いのですが


たまに「撮って出し」と言われる納品をしているスタジオさんは、J-pegで撮影して、そのまま全くの「素」のままのJ-peg納品をしています。



他のエリアのスタジオさんで1000枚納品のプランを見ましたが、


これはいくらなんでも、無茶苦茶ですね(笑)


連写で撮影して、写真も選ばず、無補正なんでしょうね(笑)


多分撮影時も、光を作ることもなく、自然光だけで、カメラはメチャクチャ明るく設定して、


さすがにそんな写真を納品されても…と私なら思います。


ちなみにスタジオムーンの場合、Yashikiが後処理を済ませた最後の最後、

お客様への納品時に、スタッフさんの検品作業があります。

ここで私が補正した写真は、より厳選され、結果、お客様に納品します。

この社内検品の審査が厳しくて…(-_-;)



色々と綴りましたが、お客様に良い作品を納品するために


自分自身は能力の最大限を活用しているつもりです。



カメラマンとしては、まだまだ未熟な部分も多いです。


だからこそ、自分の現在の実力を、最大限、全力で出し切り


お客様に満足してもらえるよう、毎回、撮影とあと処理、頑張ります。



これからも、スタジオムーンをご贔屓によろしくお願いいたします。

沖縄県 おんなそん スタジオムーンのフォトウエディングの写真の紹介です
毎回、頑張って撮影して、頑張ってあと処理を施し、最後に再度厳選されて、納品です(;^_^A

 
 
 

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